セルフモニタリングとは? ー 認知行動療法の基礎 ー

セルフモニタリングとは、自分のストレスに気づき、自分の状態を整理する方法です。

セルフモニタリングができると、仕事がうまくいかない、同僚と仲良くなれない、上司との関係が悪い、人前でのプレゼンが不安などのようにストレスを感じたときに、ストレスに振り回されずに自分の状態を整理でき、自分自身をコントロールできるようになります。

セルフモニタリングとは

  • 自己の現在の状態を観察、記録あるいは管理、評価すること
  • セルフモニタリングは、セルフコントロールを行う上での基本となるスキル
  • 自分自身を観察し整理することで、問題解決の糸口や自分をコントロールするための方法が見えてくる

自分の状態を自分で理解・整理できていることが大事です。

そのためのセルフモニタリングのやり方について練習しましょう。
自分でできるストレス対処法にはじめて取り組む方は、まずはここから始めて下さい。

セルフモニタリングでは、仕事や日常生活でストレスを感じたり嫌な気分になった状況を取り上げて、5つの視点から整理します。

  • そのときの状況
  • その時考えていたこと(思考
  • その時の気分
  • その時の身体の反応
  • その時とった(とらなかった)行動

では、Aさんの例を参考に整理の仕方を学びましょう。

>>Aさんの例