自律訓練法を始める前に - 準備と注意
- ゆったりくつろげる姿勢でやりましょう。体のどこにも無理のない、筋肉が緩みやすい姿勢であれば椅子に座っていてもベッドに横になっていても構いません。
- 目を閉じてゆっくりと深呼吸を数回繰り返しましょう。息を吸うときはゆっくりと鼻から吸い、一拍おいてからはくようにします。息をはくときは鼻と口の両方から、ゆっくりと時間をかけて全部はきだすようにしましょう。
- 目を閉じたまま、<自律訓練法のやり方>の表の各ステップの言葉を心の中で静かにゆっくりと繰り返します。そうすることでその感覚が感じられたら、次のステップへ進んでください。このような手順で自己催眠をかけ、自律神経の働きを整えていきましょう。
- 自律訓練法を始める前に、必ず練習の終わり方を確認してから練習を始めて下さい。
- 1日に3回程度、最初は1回につき3~5分程度が目安となります。
- しかし、必ず守るというものではなく、自分に合ったペースで少しずつ進めていくのが効果的です。
- 最初から全てのステップを行うのではなく、各ステップが体感できるようになってから順に次のステップへと進めていくようにしましょう。
自律訓練法のやり方
ステップ1:「気持ちが落ち着いている。」
ステップ2:(注:利き腕が左の場合は、左腕から始めてください。)
ステップ2:(注:利き腕が左の場合は、左腕から始めてください。)
①「右腕が重たい。」
②「左腕が重たい。」
③「右足が重たい。」
④「左足が重たい。」
ステップ3:
①「右腕が温かい。」
②「左腕が温かい。」
③「右足が温かい。」
④「左足が温かい。」
ステップ4:「心臓が自然に規則正しく動いている。」
ステップ5:「楽に呼吸をしている。」
ステップ6:「おなかが温かい。」
ステップ7:「額が涼しい」
自律訓練法の終わり方
自律訓練法の練習中は催眠にかかったときのような状態になっているので、練習を終えるときは以下の手順で徐々に身体を目覚めさせるようにしましょう。
- 目を閉じたまま両手のひらを握り、少し力を入れて手のひらを数回強く曲げ伸ばしする。
- 両手のひらを握ったまま、少し力を入れて両腕を数回強く曲げ伸ばしする。
- 大きく背伸びをしながら2~3回深呼吸し、最後に目を開ける。
効果的なリラックス法をすべて学んだら、ほかの自分でできるメンタルケアにもチャレンジしてみましょう。
- 効果的なリラックス法
- 呼吸法とは?
- 呼吸法のやり方
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