ものごとのとらえ方や考え方には、一人一人、特有の“クセ”があります。
たいていの場合意識されることはありませんが、どのような考え方のクセを持っているかということは、その人の思考、気分、行動、身体の反応に影響を与えるのです。このことを、さきほどのAさんとBさんの例でもう少しくわしくみてみましょう。
Aさん
状況:会議でのプレゼンを明日にひかえて
考え方のクセ:
『プレゼンくらいきちんとこなせなきゃ社会人失格だ』
気分:とても不安でゆううつ
Bさん
状況:会議でのプレゼンを明日にひかえて
考え方のクセ:
『なんとかなるだろう。失敗しても次に生かせばいいわけだし。』
気分:普段と変わらず
不安やゆううつなどの気分をコントロールしようとするには、【自分の考え方のクセがどのようなものなのかを知る】ことが重要になります。