実行した解決策を振り返り、次の取り組みにつなげる

一定期間行動計画を実行したら、ワークシートに沿って結果について振り返りましょう。

・実行結果の振り返りワークシート

・実行結果の振り返りワークシート(記入例)

実行した行動計画は、やりっぱなしにせず、結果を次に生かすことが重要です。うまくいった点、うまくいかなかった点、やってみて気付いたことなどを整理し、それらの結果をもとに実行したプランを評価しましょう。

その結果、改善に取り組んだ問題が未解決であったり、一部改善できたもののもう少し継続して取り組む必要があるといった場合には、評価結果をもとに、解決策をそのまま継続するのか、修正して取り組むのか、新たな解決策を追加するのか、などを決めましょう。そうすれば、次に取り組む解決策はより効果的なものになり、着実に問題解決に近付くことができます。

また、やってみた結果、場合によっては目標の再設定が必要なこともあるでしょう。取り組んだ結果、目標が大きすぎたことがわかった場合などは、『その目標をクリアするためには、その前にまず何をクリアしておく必要があるか』という視点から、より手前の目標を設定すると、解決に役立つでしょう。

以下に、ポイントをまとめます。

1. 結果を検討する

  • 選択した問題解決方法がうまくいったかどうか、狙い通りの効果が得られたか、問題をどの程度解決することができたか、などについて評価し、結果を検討する。
  • その問題についてさらなる取り組みが必要であれば、【目標を立てる】(場合によっては【問題を整理する】)から順に再検討する。

ここで整理された結果をその後の取り組みに反映させ、より効果の高い問題解決につなげることが重要なポイントです。

2. 次の取り組みの具体的な目標、実行する解決策を決める

  • 整理された結果をもとに、今後取り組む問題について再検討を行い、到達目標を再設定する。
  • 再設定された問題および到達目標に対する解決策を再考し、必要があれば取り組んだ解決策の改善や、新たな解決策の追加を検討する。

>> 構造化問題解決法に取り組むときのポイント