STEP 6:そう考えることでの気分の変化を確認する
バランスのとれた新たな考え方をすることで、あなたの中に生じてくる気分の変化を、ワークシートの「気分の変化」欄に記入します。これまで無かった新しい気分に気づいた場合には、それも記入しておきましょう。
以下は書き方の例です。参考にしてください。
嫌な気分になった状況:
- ○月×日△時頃、上司に会議でのプレゼンを命じられた時
その時の気分:
- 不安(90)
- ゆううつ(80)
その時考えていたこと:
- 失敗してみんなに笑われるんじゃないか
そう考える理由(根拠):
- 前回のプレゼン後に上司から『これではダメ。もっと頑張れ。』と言われた
それ以外の考え(反証):
- 今回も失敗すると決まったわけじゃない(80)
- プレゼンの内容がダメ=人間としてダメ、というわけではない(70)
- 事前に上司や同僚に内容についてコメントをもらえばいい(80)
バランスの取れた考え方:
- 確かに前回のプレゼンでは上司から『これではダメ。もっと頑張れ。』と言われたが、だからといって今回も失敗すると決まったわけではないし、『プ レゼンの内容がダメ=人間としてダメ』というわけではない。内容に不安があるなら事前に上司や同僚にコメントをもらうようにしよう。(70)
新たな考え方をすることでの気分の変化:
- 不安(90→30)
- ゆううつ(80→30)
- やる気(60)
どうでしたか。5つのステップを通じて、状況についてのバランスのよい現実的な考え方をみつけ、そのことで少し気分が楽になりましたか。
すぐには難しいかもしれませんが、練習を繰り返せばだんだん上手に進められるようになるでしょう。ぜひ、引き続き練習してみてください。